Lange Twins Family Winery & Vineyards — 伝統を紡ぐファミリーワイナリー

Lange Twins Family Winery & Vineyards — 伝統を紡ぐファミリーワイナリー
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会社新着情報

Lange Twins Family Winery & Vineyards — 伝統を紡ぐファミリーワイナリー

カリフォルニアのローダイを拠点とするLange Twins Family Winery & Vineyards は、伝統的な家族経営と革新的サステナビリティが融合したワイナリーです。

世代を超えて受け継がれる農業の魂

1870年代、ドイツからアメリカに渡ったJohannとMaria Lange夫妻が始めたのは、灌漑を使わないスイカ農業。1916年にはブドウ栽培へと舵を切り、現在のLange Twins Family Wineryの礎が築かれました。 1970年代、双子のBradとRandall Langeが父から土地を受け継ぎ、1974年にワイナリーとして独立。自社でのワイン生産へと展開を広げ、2005年には完全自社醸造施設を設立しました。

 

リージョナリティのこだわり

彼らが拠点を置くのは、カリフォルニア州ローダイ(Lodi)。冷涼な気候と多様な土壌は、ローダイの代表的品種ジンファンデルはもちろん、イタリア系品種にも適した土壌です。30以上の品種を栽培し、ローダイAVAの4つのサブリージョンにまたがる67以上の畑を所有しています。

 

サステナビリティの先導者としての評価

ワイナリーは、「Lodi Rules」による認証を受け、持続可能な農法を実践。 また2024年には、California Green Medal Sustainable Winegrowing Leadership Awards(リーダー部門)を受賞しました。この賞は、環境に配慮した農法・醸造、地域コミュニティへの貢献、そして経済的持続可能性を兼ね備えたワイナリーに贈られる最高峰の評価です。 同社は、早くも1970年代から再生農業や省エネ技術(ソーラーパネル等)に取り組み、周辺環境の再生や地域の生態系復元を進めてきました。さらに害虫に対してはフェロモンを使った静的な防除手法を導入し、安全かつ効果的な地域協働型の取り組みを展開しています。

 

ブランドの多様性

Lange Twins Family Winery & Vineyards は、その多彩なブランド設計と強固なサステナビリティ実践により、ワイン市場における差別化と持続的な信頼構築を両立しています。

■ Ivory & Burt (アイボリー&バート):「Ivory & Burt」は、ローダイで1869年に設立された初の雑貨店にちなんで名付けられた、地域の歴史と人々のつながりを象徴するブランドです。「過去と現在をつなぐ握手(a handshake between the past and the present)」をテーマに掲げ、ローカル・カルチャーと高品質なワイン造りを融合させています。またSacramento拠点の都市農業支援団体との協働を通じて、地域社会とのつながりを深めるプログラムも展開しており、持続可能性とコミュニティ貢献を両立したブランドです。

Caricature (カリカチュア):ローダイとクラークスバーグのアペラシオンで栽培され、エステート・グロウンかつ、持続可能なブドウ畑から造られています。カリカチュアアーティストが紙に風刺画を描くように、このワインの造り手はグラスの中にアートを描き出します。品種の特徴を保持しつつ、各ブドウ特有の性質がさらに引き立てられたワインです。日常のお祝いに、ご家族やご友人とお楽しみいただくのに最適です。

Lange Twins Single Vineyard (ラング・ツインズ シングル・ヴィンヤード):ローダイにある代々と受け継がれる単一畑で造られるこのシリーズは、各畑の真の特徴を表現すべく、細心の注意と意図をもって醸造されています。畑の独特の土壌とローダイの気候、そして責任のある持続可能な栽培方法が相まって、各ヴィンテージの個性を際立たせています。

 

Lange Twins Family Winery & Vineyatdsは、環境・社会・経済の三位一体で評価される Green Medal(リーダー賞) によって、その姿勢が業界にも広く認められています。

ワインの品質やブランド戦略だけでなく、地球への配慮や地域への責任にも価値を置く同社は、今後も注目すべきワイナリーです。

5日前